こんにちは、さとみです。
一日、誰とも話さずに仕事が終わる。
フリーランスをしていると、そんな日が普通にあります。
前は、その静けさがちょっと怖かった。
でも今は、孤独とうまく付き合えている実感があります。
しかも、フリーランスの一番の魅力である「自由」は、まったく手放していません。
この記事では、40代・未婚でWebの仕事をしている私が、自由を守りながら孤独と付き合うためにやって良かった5つを、正直に書いていきます。
フリーランスの孤独は「甘え」じゃない|4割が経験している
私は外資系ホテルで16年働いてから、フリーランスになりました。
会社員時代は、朝から晩まで人に囲まれていた。
それがある日を境に、仕事相手はパソコンの画面だけ、という日常に変わったんです。
最初のころは「静かで最高」と思っていたのに、じわじわと心細くなってきました。
「これって私が弱いだけ?」と自分を責めた時期もあります。
でも、そうじゃなかった。
株式会社テックビズが2024年に行った「フリーランスのメンタルヘルスに関する実態調査」に、こんな数字があります。
フリーランス全体では、40.7%が仕事中に孤独感を経験しています。特にフリーランス歴が浅い方ほどこの傾向が強く、フリーランス1年生(経験1年未満)では62.5%が孤独を感じています。
さらに、64.3%が「孤独や不安を気軽に相談できる相手がいない」と答えています。
つまり、フリーランスの孤独は個人の甘えではなく、”一人で働く”という構造そのものから来るもの。
これを知ったとき、正直ちょっと肩の力が抜けました。
私だけじゃない。
そして構造の問題なら、仕組みで付き合っていける。
そう思えたのが、最初の転機でした。
40代で人間関係は二極化する|友達は”自然に”減っていく
もうひとつ、40代になって気づいたことがあります。
人間関係が、はっきり二極化してくるんです。
「一人が好き」な人と、「ワイワイが好き」な人。
やっかいなことに、私はどっちも好き。
そして、そのときの気分でどちらかをものすごく求める。
最近はずっと一人時間が続いていたから、今はワイワイしたい波が来ています。
でも40代になると、そう簡単に人と会えなくなってくるんですよね。
30代までは、いろんな人とご飯に行ったり遊んだりしていました。
それが40代に入った途端、なぜか自然と、なかなか会えなくなる。
ママ友づきあいや、仕事と家庭で手一杯の友達が増えるから。
それに、以前は職場の友達との飲み会がメインだったのも大きい。
会社を離れると、その”職場つながり”の飲みが、ごっそりなくなってしまうんですよね。
一方で、フットワークの軽い友達とは、40代になっても変わらず会えています。
たとえば親友の一人は、結婚して子どもが二人いる。
それでもお酒が好きで、フットワークが軽くて、家も近いから、定期的に会えるんです。
会えるかどうかは、既婚か未婚かじゃなくて、フットワークと距離なんだなと実感しています。
だから自然と、会う人が絞られていきます。
40代は、放っておくと友達が減っていく年代。
裏を返せば、ワイワイしたい人は”意識して”人間関係を作りにいく必要がある。
そこに気づけたことが、私にとって大きかったです。
AI時代こそ、意図的に人とつながる|一人で完結できる怖さ
そしてもう一つ、今だからこそ声を大にして言いたいことがあります。
それは、AI時代こそ意図的に人とつながったほうがいい、ということ。
今って、調べ物も壁打ちも、AIがかなりの部分をやってくれます。
一人でも仕事が回ってしまう。
便利なんだけど、これが落とし穴でもある。
放っておくと、本当に誰とも話さない日が積み上がっていくから。
私が実感しているのは、こういうこと。
AIをどれだけ使いこなせても、その道の専門家や仲間と定期的に話す機会があると、新しい情報が”嫌でも”入ってくる。
自分から取りに行くだけの情報収集には、どうしても限界があるんです。
それに、AIを使うと、単純に時間が空きます。
作業がぐっと速くなるぶん、生まれた余白をどう使うかが問われる。
私はその空いた時間を、人と会う時間にあてるようにしています。
一人でこなす作業はAIに任せて、生まれた時間で人とつながる。
これが、AI時代のいちばん有効な時間の使い方だと思っています。
それに、一人で完結する毎日は、刺激が少なすぎる。
人と繋がると、人生に刺激が戻ってくる。
人はやっぱり「新しく知る」ことが好きな生き物だから。
つながりは、寂しさを埋めるためだけのものじゃない。
情報源であり、刺激源でもある。
AIが賢くなるほど、この”人と会う価値”はむしろ上がっていくと思っています。
自由を手放さず、孤独と付き合う5つの方法
ここからは、私が実際にやって良かった5つを紹介します。
大事にしているのは、フリーランスの自由を削らないこと。
我慢や無理を足すのではなく、心地いいつながりだけを選ぶイメージです。
① コミュニティに入る(週1オンラインの仲間)
今、ジャーナリングのコミュニティに入っています。
週に1回、オンラインでみんなと顔を合わせる時間があるんです。
その場で、今月の目標をピン打ちしたり、日常のできごとをシェアしたり。
みんなでジャーナリングの時間を確保したり、暦に沿って願いごとを出したり。
やっていることは、そんなにかっちりしていません。
でも、ゆるくつながれる場所が一つあるだけで、孤立感がぐっと減る。
「今週も画面の向こうに仲間がいる」
そう思えるだけで、一人で働く日々の手触りが変わってきました。
② 少なくていい、親友と定期的につながる
友達は、多くなくていいと思っています。
私がなんでも話せる親友は、本当に2人くらい。
その2人とは、どちらも30年来のつきあいです。
定期的に二人で飲みに行って、仕事のことも人生のこともぜんぶ話す。
この二人飲みが、私にとって心の”定点”になっています。
孤独対策というと「人脈を広げなきゃ」と思いがちだけど、逆。
数より深さ。
なんでも話せる人が数人いれば、それで十分に満たされます。
③ 一人時間を”孤独”から”ごほうび”に変える
意外かもしれませんが、一人時間を楽しむことも孤独対策になります。
サウナに行ったり、ショッピングをしたり。
時間を自由に使える幸せを、しっかり噛みしめる。
そうすると、「一人でさびしい」が「一人を選んでいる」に変わるんです。
同じ一人でも、受け身か能動かで、心の状態はまるで違う。
一人時間の過ごし方は、こちらの記事に詳しく書いています。

④ チーム案件・業務委託は「収入と安心の選択肢」として持つ
孤独対策の記事では、たいてい「チーム型の案件を選ぼう」とすすめられます。
正直に言うと、私はここだけ意見が違います。
私は、自分で案件を取って進めるほうが気楽だし、楽しい。
たとえば業務委託でディレクターとして入ると、自分で100%は判断できません。
クライアントと制作チーム、あちこちにお伺いを立てながら動くことになる。
そこがどうしても、私にはちょっと窮屈に感じてしまうんです。
せっかくフリーランスなのに、自由が減ってストレスが増えるのは本末転倒。
ただ、これは本当に人によります。
そして一つだけ補足すると、案件がまったくないのも危険。
収入が不安定だと、将来への不安でフリーランスそのものを楽しめなくなるから。
だからチーム案件や業務委託は、”孤独対策”というより”収入と安心の選択肢”として持っておく。
そのくらいの距離感がちょうどいい、というのが私の結論です。
自分のペースで働くことについては、こちらでも書いています。

⑤ 週3の”ゆるい所属”という第3の道
「完全に一人」と「がっつりチーム」の間に、もう一つ道があります。
私は今、週3日だけコンサル会社にデザイナーとして入っています。
いわゆるパートのような関わり方です。
これがすごく心地いい。
リモートで、自由度が高くて、自分のペースで案件を進められる。
デザインについて、誰にも何も言われずに任せてもらえる。
「所属している安心感」と「フリーランスの自由」の、いいとこ取りなんです。
もちろん、こんな稀有な環境にはなかなか出会えません。
でも、もし出会えたなら、孤独対策としても収入の柱としても、本当におすすめできます。
一人か組織か、の二択じゃなくていい。
その中間を自分で設計できるのも、フリーランスの特権だと思っています。
まとめ:フリーランスの孤独は「つながり方」で軽くなる
フリーランスの孤独は、甘えじゃありません。
4割が経験している、”一人で働く”という構造の問題。
しかも、64.3%が「気軽に相談できる相手がいない」と答えている。
だからこそ、根性ではなく仕組みで付き合っていけます。
私が、自由を手放さずにやって良かったのはこの5つ。
- コミュニティに入る(週1オンラインの仲間)
- 少なくていい、親友と定期的につながる
- 一人時間を”孤独”から”ごほうび”に変える
- チーム案件・業務委託は「収入と安心の選択肢」として持つ
- 週3の”ゆるい所属”という第3の道を持つ
40代は、放っておくと人間関係が自然に減っていく年代。
AIで一人でも仕事が回る時代だからこそ、意図的なつながりが効いてきます。
全部やる必要はありません。
まずは、週1でゆるくつながれる場所を一つ作る。
その小さな一歩だけで、明日からの静けさが、きっと少し優しくなります。

