こんにちは、さとみです。
「リラックスにはラベンダー」で選んで、なんかピンとこなかったこと、ありませんか。
私も、昔はそうでした。
効能表を見て選ぶより、今の自分が「好き」と感じる香りを選んだ方が、結局続く。
そう思うようになったきっかけが、北海道の小樽で足が止まったキャンドルです。
今日は、その話を書いていきます。
香りは効能より「好き」で選ぶ
アロマを学び始めたころ、私は効能表を眺めていました。
リラックスならラベンダー。
気分を上げるなら柑橘。
教科書どおりに選べば、体も気持ちも整うんだろう、と思っていたんです。
使ってみて残ったのは、好きじゃない香りは続かない、ということでした。
AEAJのアロマテラピーアドバイザーを取る過程で、いちばん残ったのもそこです。
効能は、目安にはなります。
でも、最後に手を伸ばすかどうかは、「好き」かどうか。
好きと感じる香りが、そのとき自分に必要な香りなんだと思います。
なぜ効能で選ぶと、しっくり来ないのか
嗅覚は「好き・嫌い」に正直
香りは、他の感覚とルートが少し違います。
視覚や音は、脳の中継地点を一度通ってから感情に届く。
嗅覚は、感情や記憶を扱う場所に、わりと直接届きます。
だから「なんか好き」「なんか苦手」が、理屈より先に出る。
この仕組みは、以前書いた春バテの記事にまとめているので、詳しくはそちらをどうぞ。

これ、感覚だけじゃないんです。
化粧品ブランドTHREEの研究紹介では、好みの香りを自分で選んで嗅いでもらっています。
心地よい感じが上がって、呼吸がゆっくりになり、副交感神経の働きが高まる方向、と出ていました。
好みの香りを嗅いで心地よい感情になると、ゆっくりとした呼吸になり、副交感神経の働きが高くなる。
同じ精油でも、好き嫌いと、そのときの体の状態で、反応は変わります。
効能表に「リラックス」と書いてあっても、その人のその日には、そうならないことがある。
ここが、効能だけで選ぶとしっくり来ない理由です。
「効く香り」より「好きな香り」のほうが、続く
嫌いな香りを、毎日すすんで嗅ぐ人はいません。
好きな香りは、気づいたらまた手が出ている。
続かないと、暮らしには残らないんです。
だから私は、効能の正解より、今の好きを優先しています。
効能で選んだラベンダーは、好きじゃなかった
昔の私は、効能でラベンダーを選ぼうとしていました。
リラックスにいい。
眠りにもいい。
そう書いてあるのに、当時の私は好きじゃなかった。
無理に使っても、なんか違う。
それが、あるとき嗅いだら、すごく好きになっていたんです。
香り自体は、変わってないんです。
変わったのは、私の感じ方。
逆もあります。
前は好きだった香りが、ある時期からあまり好きじゃなくなる。
これは長いスパンの話で、翌日には起きません。
好きは、ずっと同じじゃないんです。
だから、今の「好き」で選んでいいんだ、と思えるようになりました。
北海道で出会ったキャンドルに、足が止まった
看板を見て、入った
2026年9月、北海道旅行の3日目は小樽でした。
堺町通りを歩いていたら、キャンドル屋さんの看板が見えて、思わず入った。
小樽キャンドル工房です。
運河のそばの、石造りの倉庫。
並んでいる香りのなかで、離れられなくなったのがひとつありました。
名前は「北海道」。
でも、北海道と書いてあったから選んだわけじゃない。
柔らかくて、落ち着く。
ムスクとアンバーの温もりが残る感じ。
CHANIDAの「北海道」というキャンドルです。
公式の香りの並びは、こうなっています。
- トップ: ミント、モミ
- ハート: ホワイトティー、ホワイトグレープフルーツ
- ベース: シダー、ムスク、アンバー
店で私が好きだったのは、ベースの柔らかさでした。
鼻は、すでに知っていた
家では、ZARA HOMEのAQUA BERGAMOTAを焚いています。
ZARAで買って使っていたこの香りのキャンドルが、なくなりそうになっていた。
新しいものを、またZARAに買いに行ったんです。
どれがいいかな、といろいろ嗅いで、一番好きだと思ったものを買って帰った。
家にあったキャンドルと、同じ名前でした。
甘すぎない、爽やかな香り。
ベルガモットとピンクグレープフルーツから入って、ベースはシダーとムスク。
北海道のキャンドルと重なっていたのは、グレープフルーツとムスクです。
同じ香り、ではない。
こっちにはモミと白茶とアンバーがあって、ちょっと澄んだ静けさがある。
でも、普段好きな香りの延長に、旅先の香りがあったんです。
効能表は見てません。
ただ、この香から離れられなかった。
石のホルダーも
同じ店で、石の器も買いました。
ホワイトアラバスターのキャンドルホルダー。
ZARAの丸いアラバスターのテーブルランプが前から欲しくて、小さいのに8,000円くらいするのを、様子見していたんです。
同じ石の質感の器が、2,000円ちょっとで置いてあった。
炎がゆらゆら透けたら、夜にいいなと思って、迷わず買った。
キャンドルと器は、サイズが合わない。
合わせては使えない。
それは店で、買う前からわかっていました。
それでも、欲しかった。
だから、香りと石の灯りは別々に使うことにしました。
まだ火はつけていない|もったいなくて、灯せない
買ってから、まだ一度も火をつけていません。
もったいないんです。
旅先で「これだ」と思った香りを、日常で溶かしていくのが、なんか惜しい。
自分でも笑うんですけど、本音です。
箱のそばを通るたびに、あの店の空気が戻ってくる。
灯す前から、もう部屋にあるだけで嬉しい。
そのうち、いい夜に火をつけます。
灯すときは、最初に芯を少し切って、一度に長く焚きすぎない。
CHANIDAは、香りを保つために、毎回3時間以上は灯さない、と書いてあります。
火をつけたら、その場を離れない。
燃えやすいもののそばでは使わない。
点火したらその場を離れないようにする。燃えやすいものの近くや、不安定な場所での使用はやめる。
まとめ:香りは効能より「好き」で選ぶのが正解
効能表は、最初の目安くらいでいいと思います。
最後に選ぶのは、今の自分が「好き」と感じるかどうか。
好きは、時期で変わります。
ラベンダーが、そうでした。
だから、そのときの「好き」で選べばいい。
次に香りを選ぶときは、効能を見る前に、今好きかどうかだけ嗅いでみてください。
北海道で出会ったキャンドルは、まだ火をつけていません。
それでも、店で離れられなかった時点で、好きは決まっていました。
みなさんも大好きな香で癒されてくださいね。

